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    新しい生活の第一歩となる引越しは、楽しみがたくさんある一方、引越し料金で不安を感じている方が多いのではないでしょうか?引っ越し料金と引越し日には密接な関係があります。そのため、どの日を引越し日に選ぶのかは、非常に重要な選択になります。

    この記事では、引越し料金が曜日によってどのように変動するのか、具体的な相場データをもとに徹底比較します。さらに、単身・家族といったタイプ別の最適な曜日の選び方から曜日以外にも引越し料金を劇的に下げる5つの裏ワザまでご紹介します。
    ぜひ最後まで読んで、スムーズでお得な引越しを実現してください。

    この記事でわかること

    • 引っ越し料金が比較的安い曜日・六曜
    • あなたに適した引っ越しの曜日・六曜の決め方
    • 引っ越し料金の節約術

    引越し料金は休日と平日のどちらがお得?曜日別の費用相場を徹底比較

    引越し料金は、需要と供給のバランスで変動します。では、引越し費用が安くなる時期はいつになるでしょうか。一般的に、土日祝日連休は引越し需要が高いため料金も上がり、反対に平日は比較的安くなる傾向があります。これは土日祝日に引越しが集中し、引越し業者の人件費や車両費が高くなるためです。

    では、実際にどれくらいの料金差があるのでしょうか?引越し業者の料金データをもとに、曜日別の料金相場を比較してみましょう。

    【平日・土日・祝日別】 引越し料金相場の目安

    曜日 料金相場(単身) 料金相場(家族) 特徴
    平日 61,000円~ 117,000円~ 最も安い。業者によっては平日割引も。
    土日 60,000円~ 117,000円~ 平日よりやや高い。午前便は特に人気。
    祝日 67,000円~ 114,000円~ 土日と同程度かさらに高い場合も。

    SUUMO引越し見積もりより参照

    ※上記はあくまで目安です。引越し距離、荷物量、時期、業者によって料金は大きく変動します。

    【曜日別】 引越し料金相場の目安

    上記の表から、意外にも平日と土日の引っ越し料金に大きな差はないことがわかります。では、曜日別に見るとどうでしょうか。

    曜日 料金相場(単身) 特徴
    月曜日 44,000円~ 最も安い。業者によっては平日割引も。
    火曜日 40,000円~ 平日よりやや高い。午前便は特に人気。
    水曜日 40,000円~ 土日と同程度かさらに高い場合も。
    木曜日 40,000円~ 土日と同程度かさらに高い場合も。
    金曜日 48,000円~ 土日と同程度かさらに高い場合も。
    土曜日 60,000円~ 土日と同程度かさらに高い場合も。
    日曜日 54,000円~ 土日と同程度かさらに高い場合も。

    ズバット引越し比較より参照

    ※上記はあくまで目安です。引越し距離、人数、荷物量、時期、業者によって料金は大きく変動します。

    平日の引越し料金は、土日祝日と比べて平均して65%〜85%程度安くなることが分かります。特に、火曜日から木曜日は平日の半ばにあたり、ハードな引越しのスケジュールになりがちなので、引越しの需要は低く、料金を抑えやすいと言えます。

    なぜ平日は引越し料金が安いの?

    平日の方が引越し料金が安くなりがちな理由を知っておくと、値引き交渉などの際に有利になれます。

    • 人件費・車両費の抑制: 土日祝日ほど需要が集中しないため、業者も人件費や車両費を抑えられます。
    • 割引プランの適用: 平日の引越しを促進するため、平日割引を設けている業者もあります。
    • 交渉の余地: 業者は引越し需要が低い平日も契約を獲得したいと考えています。そのため、平日の方が業者との料金交渉がしやすい場合があります。

    引越し料金はいつがお得?曜日と月の関係

    引越し料金は曜日だけでなく月ごとでも変動します。理由は曜日ごとに変動する際と同じく、引越しに対する需要の増減により人件費・車両費といった基礎料金が変動し、予約の取りやすさも変わるからです。

    月ごとの引越し料金は、繁忙期・通常期・閑散期の三つに分けられます。

    • 超繁忙期(3月・4月):3月から4月にかけては新年度に伴い、進学・進級・入社・転勤など多くの人々が移動する時期にあたります。
    • 繁忙期(9月・10月): 9月から10月にかけては年度の折り返し地点にあたり、転勤による引越し需要が高まります。また少数ではありますが秋進学や秋入学もこのタイミングで発生するため、引越し費用は高い傾向にあります。
    • 通常期(1月・2月・5月・7月・8月・12月):繁忙期より安く、閑散期より高い時期です。月によっては大型連休や祝日がありますが、休みの日の前後は引越し費用が高くなる傾向にあるので、その日程は避けるようにしましょう。
    • 閑散期(6月・11月):6月は梅雨の時期、11月は秋の繁忙期と年末年始休暇の間に挟まれた時期ということもあり、引越し費用が安くなりやすい月です。
    • 単身・家族別!引越しのタイプで選ぶ、損しない曜日の選び方

      引越し料金は曜日によって変動しますが、最適な曜日は、引越し人数引越し距離ライフスタイルによっても異なります。ここでは、それぞれのタイプに合わせた曜日の選び方を解説します。

      単身引越しの場合

      荷物量が比較的少なく、時間的な融通も利きやすいです。節約を最優先するなら、平日、特に火曜日から木曜日がおすすめです。他にも引越し費用を安く抑えられるポイントがいくつかあるので、確認しましょう。

      • 平日午後便: 午後便は引越し作業の完了が夜になることもあり、午前便と比較すると費用を安くできる時間帯です。
      • 平日フリー便: 業者に時間帯を任せる「フリー便」を利用すると、料金を抑えられる場合があります(時間指定はできません)。

      家族引越しの場合

      荷物量が多く、平日に家族全員のスケジュールを合わせるのが難しい場合も多いでしょう。しかし、費用を抑えたいなら、平日、特に火曜日から木曜日を検討してみましょう。

      • 火曜日から木曜日: 週中なので、休みを取っても翌日は再び出勤しなければならなくなりやすい曜日ですが、引っ越し需要が少ないため、料金も抑えやすい傾向があります。
      • 午前便指定: 荷物の搬出・搬入に時間がかかるため、多少料金はかかるものの午前便を指定した方が、その日のうちに必ず引っ越しを完了させられます。
      • 割引プランの活用: 家族引っ越しは料金がかかりやすいため、業者によっては家族向けの割引プランを扱っているところもあります。利用を検討している業者のホームページで確認してみましょう。

      長距離引越しの場合

      移動に時間がかかる長距離引越しでは、曜日による料金の差は比較的少なくなります。しかし、距離によっては土日を選んだ方がかえって安くなるという統計データも出ています。そのため、まずは自身が引っ越す距離を把握することが大切です。

      • 平日相談: 長距離引越しは、事前に業者との綿密な打ち合わせが必要です。平日に時間を取って相談することで、納得のいくプランを立てやすくなります。
      • 見積もりの確認: 引っ越しの距離や荷物量によって、平日と土日のどちらの方がより安くなるか変わります。複数の企業から見積もりをとり、比較して検討しましょう。

      ライフスタイルに合わせて選ぶ

      • 土日祝日しか休めない方: 多少料金が高くても土日祝日に引越しをせざるを得ない場合は、早めに予約することで、希望の日時を確保しやすくなります。また、午後便フリー便を選ぶと、比較的料金を抑えられる可能性もあります。
      • 時間に余裕がある方: 引越し日を自由に選べる場合は、平日の中でも特に火曜日から木曜日を選ぶことで、費用を節約できる可能性が高まります。

      引越しのタイプやライフスタイルに合わせて曜日を選ぶことで、費用をかけるべきところと抑えるべきところのメリハリがつき、スムーズな引越しを実現できます。

      また引越し業者によっては、引越し料金の高い日・安い日がひと目でわかる、「引越し料金カレンダー」を掲載しているところもあります。引越し日を調整できる場合は、カレンダーを活用して決めるのも良いでしょう。

      引越し日取りで料金が変わる?六曜と費用の関係を解説

      六曜は引っ越しの需要を左右し、引っ越しの料金を変動させる要因の一つです。

      ではそもそも、六曜とはなんでしょうか。

      六曜とは、暦注の一つであり、日の吉凶を示す指標で、「大安」「友引」「先勝」「友引」「先負」「仏滅」の6種類があります。結婚式などお祝い事は大安に、葬式は友引を避けるなど、冠婚葬祭で意識されることが多いです。引越しも同じように、縁起を担いで大安を選ぶ人が多いため、大安は人気が集中し、料金が高くなる傾向があります。

      逆に、仏滅や赤口は一般的に縁起が悪いとされており、引越しを避ける人が多くなります。そのため、これらの日は比較的予約が取りやすく、料金も安めに設定されていることが多くなります。

      大安は本当に高い?六曜別の料金相場と注意点

      六曜が引越し料金にどう影響するのか、具体的な料金相場と注意点を見ていきましょう。

      【大安(たいあん)】

      • 料金相場: 高い
      • 特徴: 「大いに安し」という意味で、六曜の中で最も縁起が良い日とされています。何をするにも良い日とされ、特に結婚式や新居への引越しなど、お祝い事の日取りとして人気が高いです。
      • 注意点: 料金は高めですが、縁起を重視するならおすすめです。早めに予約をしないと、希望の日程が埋まってしまうこともあります。

      【友引(ともびき)】

      • 料金相場: やや高い~普通
      • 特徴: 「友を引く」という意味があり、慶事では友人を幸せに引き込む、弔事では友を冥府に引き込むとされます。午前と夕方は吉、正午は凶と時間帯によって吉凶が変わります。
      • 注意点: 大安に次いで人気があり、料金もやや高めになることがあります。

      【先勝(せんしょう/さきがち)】

      • 料金相場: 普通~やや安い
      • 特徴: 「先んずれば即ち勝つ」という意味で、午前中が吉、午後が凶とされています。「午前中に始めた方が良い」とされるため、引越し作業を午前中に完了したい方におすすめです。
      • 注意点: 午後からの引越しは縁起が悪いという考え方もあります。

      【先負(せんぶ/さきまけ)】

      • 料金相場: 普通~やや安い
      • 特徴: 「先んずれば即ち負ける」という意味で、午前が凶、午後が吉とされています。午後にゆっくり引越し作業を始めたい方に向いています。
      • 注意点: 午前中の引越しは縁起が悪いという考え方もあります。

      【赤口(しゃっこう/せきぐち)】

      • 料金相場: 安い
      • 特徴: 「赤舌日(しゃくぜつにち)」という凶日の一つで、 仏滅に次いで縁起が悪いとされています。ただし、正午のみは吉とされています。
      • 注意点: 終日凶とする考え方もあり、気になる方は避けた方が無難です。料金は比較的安いです。

      【仏滅(ぶつめつ)】

      • 料金相場: 最も安い
      • 特徴: 「仏も滅する」という意味で、六曜の中で最も縁起が悪い日とされています。 何をするにも凶とされ、祝い事は避けます。
      • 注意点: 「物滅」を「物が新しく始まる」良い日と捉える考え方もあります。

      このように、六曜によって料金相場は大きく変わります。特に大安と仏滅では、料金に大きな差が出ることがあります。

      縁起も料金も◎ 損しない引越し日取りの選び方

      縁起と節約を両立させる日取りの選び方があります。それは、大安以外の吉日を狙う方法です!

      大安は最も縁起が良く、料金も高い日です。しかし、友引、先勝、先負など、大安以外にも縁起の良い日はあります。これらの日を選べば、大安ほど料金は高くなく、それでいて縁起も良い日を選ぶことができます

      具体的な日取りの選び方ステップ

      1. 引越し希望時期を決める: 単身者の場合は仕事の都合を、家族の場合は子どもの学校の都合なども確認し、引越しをしたい時期を大まかに決めましょう。
      2. カレンダーで大安以外で縁起の良い日をチェック: 友引、先勝、先負など、大安以外で縁起の良い日をカレンダーで探します。仏滅や赤口など縁起が悪い日をどこまで含めるかも、予算と相談しながら検討します。
      3. 複数の引越し業者に見積もりを依頼: 同じ日取りでも、業者によって料金は異なるので、比較検討が大切です。

      引越し費用を安くする5つの裏ワザ 【安くなる時期・相見積もり・不用品処分など】

      引越し料金を抑えるには、曜日選びだけでなく、様々な工夫が必要です。ここでは、引越し料金を劇的に下げる5つの裏ワザをご紹介します。

      裏ワザ1:複数の業者から見積もりを取る【必須】

      引越し料金は定価がないため、業者によって大きく異なります。必ず複数の業者(最低3社以上)から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討しましょう。一括見積もりサイトを利用すれば、一度の情報入力で複数の業者から見積もりを簡単に依頼できます。ただし登録直後には見積もりを行うための電話が多数かかってくるため、時間にゆとりのある時に行うようにしましょう。

      裏ワザ2:繁忙期を避ける【効果絶大】

      引越し料金は、繁忙期(3~4月、9~10月)通常期で大きく変動します。繁忙期は料金が2~3倍になることも。可能な限り繁忙期を避け閑散期(5~8月、11~2月)に引越しをすることで、費用を大幅に抑えられます。

      裏ワザ3:荷物を減らす【即効性あり】

      引越し料金は、荷物量によって変動します。不要なものは処分し、荷物を減らすことで料金を抑えられます。不用品買取サービスやフリマアプリなどを活用するのもおすすめです。

      裏ワザ4:自分でできることは自分でやる【節約意識の高い方へ】

      • 自分で荷造り・荷解き: 業者に依頼せず、自分で荷造り・荷解きを行うことで、人件費を節約できます。
      • 大型家具・家電以外を自分で運ぶ: 大型家具・家電以外であれば誰でも無理なく運ぶことができます。無理のない範囲で荷物を自分で運ぶことで、料金を抑えられる場合があります。
      • レンタカーなどを利用: 業者のトラックを使わず、レンタカーや自家用車などを活用することで依頼費用を節約できます。

      裏ワザ5:交渉する【ダメ元でトライ】

      見積もり料金に納得がいかない場合は、積極的に交渉してみましょう。

      • 他社の見積もりを提示:他社の見積もり料金を提示することで、値下げ交渉がしやすくなります。契約数を増やすため、他社より低い料金でも応じる場合があります。
      • オプションサービスの見直し: 不要なオプションサービスを外すことで、料金を抑えられます。
      • 即決をアピール: 「今日契約すれば、もう少し安くなりますか?」など、即決をアピールすることで、業者も値下げに応じやすくなることがあります。

      これらの裏ワザを実践することで、曜日による料金差だけでなく、さらに引越し料金を下げることが可能です。

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      まとめ

      この記事では、引越し料金と曜日の関係、そして料金を抑えるための様々な方法について解説しました。

      改めて重要なポイントをまとめましょう。

      • 引越し料金は曜日によって変動し、平日は土日祝日よりも安い傾向にある
      • 単身・家族、引越し距離、ライフスタイルによって最適な曜日は異なる
      • 曜日以外にも、見積もり比較、繁忙期を避ける、荷物を減らすなど、料金を下げる裏ワザがある

      今回の記事を参考に、あなたにとって最適な引越し日を選び、賢く引越し費用を節約してください。引越し準備をしっかりと行い、新生活を気持ちよくスタートさせましょう!

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    DOOR賃貸編集部  

    DOOR賃貸運営事務局

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