アイキャッチ画像

「理想の住まいを見つけたいけど、何を基準に選べばいいかわからない」と悩んでいませんか?
この記事では、DOOR賃貸が独自に実施した引越しに関するアンケート結果から、実際の部屋探しでの経験エピソード等を紹介しながら、理想の賃貸物件を見つけるまでのステップや内見時にチェックするべきポイントを解説しています。
引越し経験者の住みやすさの見分け方のコツや、後悔しない部屋選びのノウハウを学んで、どのような物件を選ぶか、どう優先順位を付けるかなど理想的な賃貸探しに是非お役立てください。

目次・一覧

    引越しに関するアンケートの概要

    DOOR賃貸では、公式twitterアカウント(@DOOR_chintai_)で実施したキャンペーンに参加してくださった1,208名に、引越しに関するアンケートをお願いしました。
    ※実施期間:2024/2/7~2024/2/19

    回答者の方の属性は以下の通りです。



    また、引越し経験の有無についてです。8割以上の人が「引越し経験がある」との回答でした。


    後ほど、部屋探しの際に優先する条件などの回答結果を記事の中でご紹介します。

    部屋探しの条件を設定しよう


    予算:家賃や初期費用の上限を設定

    部屋探しをする際は、自分の収入を考慮し、家賃や初期費用にいくら充てられるかの予算計画を事前に立てることが重要です。

    家賃
    一般的に、家賃は手取り月収の1/3程度が無理のない範囲であると言われています。例えば、手取りが24万円であれば、約8万円を家賃に充てるのが適切と考えられます。

    初期費用
    物件を借りる際に必要な敷金、礼金、仲介手数料、保証会社利用料、火災保険、前家賃などの初期費用は、物件の契約条件にもよりますが、家賃の5ヶ月分~6ヶ月分程度を目安にすると良いでしょう。
    さらに、引越し費用や家具・家電の購入費もかかります。必要な費用をリストアップし、思わぬ出費に慌てないよう、計画的に準備しましょう。
    理想的な物件に出会っても、家賃や初期費用の許容ラインを引き上げてしまうと、入居後の生活に無理が生じる可能性があります。現実に即した家賃や初期費用の上限を設定することを推奨します。

    敷金・礼金など初期費用についてもっと詳しく知りたい方はこちら↓

    sample

    初めての一人暮らしに必要な初期費用は平均50万円? 内訳とポイント、節約方法を解説!【DOOR賃貸】

    一人暮らしには契約費用や引越し費用、家具・家電の購入費など、何かとお金がかかります。これから一人暮らしを始めようと考えている方のために、引越しにかかる初期費用の種類や、初期費用を賢く抑えるポイント、節約方法などを解説します。


    間取り:一人暮らし、同棲、ファミリー、それぞれに適しているのは?

    ライフスタイルに合わせた間取りを検討しましょう。

    一人暮らし
    一人暮らしにはワンルームや1Kが快適です。これらの間取りは家賃が比較的安く、コンパクトで掃除の負担も少ないです。
    ワンルームはキッチンが一体化しているため、匂いが気になる方や自炊を頻繁にする方は1Kを選ぶと良いでしょう。
    また家賃の設定に余裕があり、在宅ワークが多い、趣味のスペースが欲しいなどの場合は、1DKや1LDKの検討もおすすめです。

    二人暮らし
    ルームシェアやカップルの二人暮らし、同棲には、1LDK、2DK、2LDKが適しています。2DKや2LDKを選べば、お互いにプライベートな空間を持つことが可能です。ただし、家賃相場は上がるので、家賃を抑えたい場合は1LDKが良い選択かもしれません。お互いのライフスタイルや収入、重視する設備、在宅ワークの機会などについて、事前にしっかりと話し合いましょう。

    ファミリー
    ファミリー向けの間取りは、家族の人数や子どもの成長、プライバシーなどを考慮して選びます。子どもがいる家庭では、子ども部屋を確保できる3LDK以上が適しています。これにより、子どもが安心して遊べるスペースを確保できますし、将来的には勉強部屋としても利用できます。2LDKを選ぶ場合は、リビングダイニングの広さに注意し、家族とのふれあいの時間を大切にしましょう。

    エリア:通勤、通学時間や周辺環境から決定

    エリア選択に関しては、家賃相場、通勤・通学時間の許容範囲、周辺地域の治安や環境などが判断基準になるでしょう。自分の優先順位を明確にし、総合的にバランスの取れた立地を探してみましょう。

    アンケート1:自宅から通勤・通学する場所への所要時間はどれくらいが許容範囲ですか。
    回答:


    「30分以内」という回答が35.3%と一番多い結果に。
    通勤時間の短縮は生活の質向上や自由な時間の確保につながります。


    アンケート2:新しい住まいを探す時、【立地・環境】 について優先することはなんですか。(※複数回答可)
    回答:


    1位:スーパー・コンビニの近さ 687人
    2位:交通の利便性 677人
    3位:治安の良さ 642人
    4位:災害リスクの低さ 346人
    5位:周辺の静けさ・明るさ 324人

    「スーパー・コンビニの近さ」「交通の利便性」「治安の良さ」がトップ3にランクインしています。日常生活の利便性と、安心して過ごせる環境のバランスが重要と言えそうですね。
    また、日本は災害の多い国ですので、「災害リスクの低さ」も上位に入っています。

    その他:譲れない設備や条件を選択

    ライフスタイルに合わせた譲れない条件や設備を決定しましょう。
    例えば、料理が好きな方は、ガスコンロの数やカウンターキッチンなどに注目しましょう。ネットショッピングをすることが多い方は宅配ボックスがあると便利です。
    仕事や学業が忙しく日中家にいる時間がほとんどない、という方は「南向き」の条件は外しても良いかもしれません。
    重要なのは、家賃の上限と照らし合わせて優先順位を明確にすることです。あまりに多くの条件を加えてしまうと家賃は上昇する一方です。

    アンケート3:新しい住まいを探す時、優先する【設備や条件】はなんですか。(※複数回答可)
    回答:


    1位:バス・トイレ別 857人
    2位:TVモニター付インターホン 488人
    3位:2階以上 449人
    4位:独立洗面台 448人
    5位:オートロック 364人

    「バス・トイレ別」が圧倒的に高い優先度を示しました。
    バス・トイレ別の物件には、洗い場が広い、湿気が気にならない、二人暮らし以上であれば一方が使用中でももう一方を使用できる、などのメリットがあると言えます。
    ただ、ユニットバスの物件は家賃相場が安く設定されている傾向にありますので、家賃をできるだけ抑えたい一人暮らしの方には狙い目と言えるでしょう。
    「TVモニター付きインターホン」「オートロック」「2階以上」は、防犯対策への意識の高さを反映しています。

    実際にお部屋を探してみよう


    webやアプリで賃貸を検索してみよう

    条件がある程度決まったら、実際に物件を検索してみましょう。
    賃貸探しには、家賃、エリア、間取りなどの希望条件で絞り込んで物件情報を閲覧できる、Webサービスやアプリの利用がおすすめです。
    キープ機能や閲覧履歴を活用して、比較検討に役立てましょう。地図機能を利用すれば、物件周辺のショッピング施設、学校、交通機関へのアクセスといった、日常生活に必要な施設の有無や距離を確認できます。写真などを通じて、時間と労力をかけずに物件の雰囲気を感じ取ることが可能です。
    理想の物件が見つかったら、問い合わせをして不動産会社とコンタクトを取りましょう。

    DOOR賃貸なら入居決定でお祝い金最大10万円をもらえるチャンスがあります↓


    不動産会社へ行ってみよう

    不動産会社と連絡が取れたら、日程を調整して実際に訪問しましょう。賃貸物件の知識が豊富な専門スタッフからアドバイスを受けられたり、インターネット上には掲載されていない最新の物件情報を紹介してもらえることもあります。細かな条件や契約内容について疑問があれば、なんでも質問してみましょう。
    ただし、不動産会社によっては営業が積極的過ぎたり、提示条件よりも高い家賃の物件を勧められたり、早期の入居決定を促されることもあります。そのため、2~3店舗の不動産会社を訪れて比較検討することをおすすめします。親身に対応してくれるスタッフに出会えれば最高ですね。

    物件の内見へ行ってみよう


    遠方への引越しや時間的な制約がある場合に、内見せずに物件を決定するケースが増えていますが、納得のいく物件探しのためには、可能な限り現地を訪れることを推奨します。実際に物件を見ることで写真とのイメージの違い、スペースや収納の実際の広さ、周辺の雰囲気など、気になる点が明らかになります。

    内見時のポイント~部屋選びで後悔しないための失敗談と対策

    内見時にチェックするべきポイントを、実際の体験談を踏まえて5つの軸でご紹介します。
    室内の雰囲気や間取りだけではなく、設備の状態や水回りのチェック、防音性やセキュリティの確認も重要です。さらに、他の入居者との関係や物件の管理状況についても情報収集したいところです。具体的な質問リストを準備しておくと良いでしょう。

    ポイント1:サイズ、収納や生活導線の確認

    家具や家電が適切に配置でき、快適な生活導線を確保できるかどうかは重要なポイントの一つです。そのためには、部屋や家具の採寸が欠かせません。


    体験者からのアドバイス
    • キッチンの広さと収納は確認しておいた方が良かったと思いました。実際使ってみたら意外と狭くて日々の料理が大変でした…(30代・女性)
    • 家具とかは一気に揃えるんじゃなくてぼちぼち揃えた方がいい。サイズをしっかり測ってきちんと入るかとか、家の雰囲気に合うかなどしっかり吟味した方が後悔しないと思います。(30代・女性)
    • 収納スペースの確認です。我が家は洗面所に収納がなくて困っているので、チェックしたほうがいいと思いました。(30代・女性)
    対策
    • 使用予定のベッドやソファ、デスクなどは事前にサイズを測定しメモしておく
    • 収納やコンセントの位置と数を把握し、生活導線のイメージを持つ
    • 新しく購入したり持って行く家具・家電は最低限にとどめ、入居後によく検討してから購入する

    ポイント2:インターネット環境のチェック

    インターネットは今日の生活に不可欠です。内見時にWi-Fiの受信状況や光回線の利用可能性をチェックすることが重要です。物件に設置されたインターネット環境をそのまま利用できることもありますが、別途プロバイダとの契約が必要なケースもあります。また、建物の構造上、特に壁が厚い場合はWi-Fiの電波が届かないか弱くなる可能性があるため、この点は事前に認識しておいた方が良いでしょう。


    体験者からのアドバイス
    • スマホの電波がちゃんとはいるか。以前引っ越した際電波が弱すぎて結局スマホのキャリアを変更した経験があるので。(20代・女性)
    • 光回線の有無や工事内容には要注意です!(30代・男性)
    対策
    • 手持ちのスマホの電波が入るかや、通信速度をチェックする
    • インターネットの開通状況を管理会社や不動産会社へ事前に確認する
    • 光回線の提供エリアはネットで調べられるので、対象の住所を調べておく

    ポイント3:周辺住民のマナー、生活音

    住み心地に大きく影響するのが、周辺住民のマナーや生活音です。事前に完全に把握することは難しいですが、可能な限り情報を集めましょう。特に共用部分の使用状況は、住民の周囲の環境への配慮や責任感を反映している場合が多いです。また、周辺と比較して家賃が大幅に安いエリアには多様な住民がいるため、家賃相場と治安のバランスを考慮しましょう。


    体験者からのアドバイス
    • 騒音問題は本当にメンタルをやられるので、近所にどのような人が住んでいるか、違う時間帯に何度か訪れて確かめた方がいいです。(30代・女性)
    • ごみを捨てる場所のチェックは絶対にしたほうが良いです。ごみの捨て方が綺麗だとルールやマナーを守れる住民が集まっているため、治安が良く住民トラブルも起こりにくいからです。(30代・女性)
    • 引っ越しを何度もしましたが、家賃が少し高い方が近隣にマナーを守れる人が多いと感じます。安いからだけで決めてしまうと色々と後悔することが。角部屋を選ぶとか騒音対策は絶対にしておいた方がいいと思います。(30代)
    • 近くに保育園や幼稚園がある場合は、にぎやかな声に注意(50代・男性)
    対策
    • 可能であれば昼夜異なる時間帯に複数回内見し、生活音などをチェックする
    • 周辺の児童施設、娯楽施設、飲食店などの情報を把握する
    • ごみ捨て場や廊下、掲示板など共用部分の使用状況や清潔さを確認する
    • 家賃相場と治安のバランスを考慮する

    ポイント4:天候や昼夜による違い

    季節や天候、時間帯によって物件の快適さは異なってきます。断熱性や冷暖房設備、建物構造についても確認しましょう。日当たりを重視する場合は、晴れた昼間に訪問することが望ましいです。


    体験者からのアドバイス
    • 雨の日、暑い日、寒い日も想定してチェックした方がいい。冬の内見で日当たりがとても良ければ、夏は大惨事になる。(40代・女性)
    • 遠方だったので南向きだし日当たり大丈夫だよねと、実際に見に行かなかったので日当たりは少し不満があります。(30代・女性)
    • 雨の日に物件を見に行き、ベランダの濡れ具合、駐車場から自宅までの通路の確認をおすすめします。(20代・女性)
    • 天気のいい日に見た物件が、雨の日はものすごくジメジメ結露だらけの家で住んでからカビとの戦い、、(30代・女性)
    対策
    • 晴れと雨の日に内見を行う
    • 日中の日当たりを確認する
    • 断熱性や冷暖房設備、建物構造をチェックする

    ポイント5:通勤・通学ルートや街の雰囲気

    通勤・通学ルートや駅からの帰宅ルートを実際に体験してみることが大切です。通勤ラッシュの混雑度、昼夜の街の雰囲気の違い、街灯の数や人通りの多さなどが住みやすさに影響します。特に防犯面から女性は注意が必要です。スーパーやコンビニの近さも利便性に影響します。


    体験者からのアドバイス
    • 通勤電車やバスを、実際に利用する時間帯に乗ってみる!家の目の前がバス停で喜んでいましたが、団地から来る路線だったので、雨の日はバスが遅れまくる上に満員で乗車拒否されて何回も遅刻しそうになりました(30代・女性)
    • 女性は駅から自宅まで街灯が途切れなくある家に引っ越しましょう!街灯があるかないかで安全度が全然違います!(40代・女性)
    • 店の近さ、病院の近さ、夜歩いて明るさ街灯チェック(30代・女性)
    • スーパーやコンビニは絶対に近いほうが良いです!毎日利用する施設やインフラは絶対に近い方が良い!(40代・男性)
    対策
    • 実際の通勤・通学時間帯に公共交通機関を利用してみる
    • 夜間、駅から実際に帰宅ルートを歩き、街灯の数や人通り、スーパー・コンビニの位置を確認する

    まとめ:あなたにぴったりの物件探しを実現するために

    具体的な条件設定のステップから、後悔しない部屋探しのコツまでご紹介してきました。
    しかしながら、賃貸物件の選定にはタイミングが関わってくることもあり、一生住むわけではないため多少の柔軟性も必要です。結局のところ住んでみなければわからないことも多いのです。

    最後に、心構えの面で部屋探しの経験者からのアドバイスを共有します。絶対に妥協しない派と妥協点を見つける派、双方の意見があります。
    理想の物件に出会うのは難しいかもしれませんが、完璧な物件というものは存在しません。多少の気になる点があっても「住めば都」と考え、ポジティブな姿勢で工夫を凝らし、豊かな生活を送っていきましょう。

    体験者からのアドバイス

    • 家は一番くつろげる場所なので、あまり妥協しすぎず、納得の行く場所に住めると良いのではないかと思います(30代・女性)
    • 妥協点と譲れない点を明確にして優先順位をつけることです。全部が理想通りにはいきませんが、しっかり納得して新生活を始めることが大事です。(30代・女性)
    • 多少の妥協も必要かも(50代・男性)
    • 全てにおいて予算を決めてから予算内に納まる様にする事。優先順位を決めておく(50代・男性)

    賃貸探しの決定版!DOOR賃貸で理想のお部屋を見つけよう

    DOOR賃貸には、SUUMOやLIFULL HOME'S、アパマンショップなど、大手サービスの賃貸物件情報が一括で掲載されています。物件数は約400万件以上と豊富で、ペット可や防音・楽器可、事務所利用可など特殊な条件でも希望の物件を見つけやすいです。DOOR賃貸を通じて入居が決定した場合、条件付きで最大10万円のお祝い金がもらえるチャンスもあります。DOOR賃貸でさっそくお部屋を探してみませんか?

    執筆者

    執筆者

    DOOR賃貸編集部  

    DOOR賃貸運営事務局

    関連記事