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単身引越しの料金形態には、「単身引越しパック」と「通常の単身プラン」の2種類が存在します。
料金相場だけで見ると、単身引越しパックの方が安くなっており、少しでも料金を抑えたいという方にはこちらがオススメです。

しかし一方で、単身引越しパックは積載できる荷物量が少ないなどのデメリットもあるため、それぞれの違いを知ってから見積もりを取るのが良いでしょう。

この記事では、単身引越し全体の相場をはじめ、単身引越しパックと通常の単身プランの料金の違い、単身引越パックの特徴などについて幅広く解説しておりますので、是非ご覧下さい。

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目次・一覧

    単身引越し全体の相場

    ここではまず、単身引越し全体の相場料金をご紹介致します。

    移動距離 通常期(5月~1月) 繁忙期(2月~4月)
    平均 57,074円 70,717円
    同市区町村程度(~15km未満) 43,146円 50,974円
    同都道府県程度(~50km未満) 44,421円 47,826円
    同一地方程度(~200km未満) 47,789円 64,500円
    近隣地方程度(~500km未満) 75,620円 77,576円
    遠距離地方程度(500km~) 89,244円 88,633円

    単身引っ越しの相場料金は通常期(5月~1月)か、繁忙期(2月・3月・4月)かによって変わります。
    繁忙期だと通常期に比べて引っ越し料金が20%以上高くなる場合もあります。
    進学や就職に伴う引っ越しではなく、予定を臨機応変に調整できる場合は、通常期に引っ越しすることをオススメします。

    また、荷物量によっても引っ越し料金が大きく変わることがあるので、不用品などは引っ越し前にフリマアプリで売るなどして、出来るだけ荷物を少なくしておきましょう。

    単身引越しパックと通常の単身プランの違い

    単身引越しパックとは?

    単身引越しパックは、トラック1台を貸し切る通常の単身引越しとは違い、以下の画像ような決められた大きさの「コンテナボックス」を使用する引越しのことを指します。


    通常の単身プランでは、引越し業者があらかじめ家に来て荷物量を確認する「訪問見積もり」や、電話による荷物量のヒアリングによって、見積もり料金が決まります。
    それに対し単身引越しパックは、荷物量を把握するための電話なし・訪問なしで、コンテナボックスの数に応じて引越し料金が決まります。

    また通常の単身プランが、トラック1台を貸し切ることが多いのに対して、単身引越しパックでは、自分の荷物を載せたコンテナが、他の利用者のコンテナと一緒に1台のトラックで運ばれるのが特徴です。

    通常の単身引越しのトラックに比べ、単身引越しパック1つのコンテナに積載できる荷物量は少ないものの、料金形態が明確で、相場料金も通常の単身プランに比べて安くなっております。
    そのため、新居に引越してから家具を買い揃える人や、家具家電付きの物件に引越す人、家族と離れて単身赴任する人など、荷物量の少ない方におすすめのパックです。

    単身引越しパックと単身引越し全体の相場料金の比較

    単身引越しパックと、単身引越し全体の相場料金がそれぞれいくらなのか、移動距離ごとにまとめた以下の表をご覧下さい。

    移動距離 単身引越しパック 単身引越し全体
    同市区町村程度(~15km未満) 約20,900円 43,146円
    同都道府県程度(~50km未満) 約22,000円 44,421円
    同一地方程度(~200km未満) 約24,500円 47,789円
    近隣地方程度(~500km未満) 約32,000円 75,620円
    遠距離地方程度(500km~) 約43,000円 89,244円

    上記はあくまでも一例ですが、この表からも分かるように、単身引越しパックの料金は、単身引越し全体の相場料金に比べて、全ての移動距離で相場料金が安くなっております。
    遠距離地方への引越しになると45,000円近く相場料金に違いがあります。

    移動距離が遠くなればなるほど2つの相場料金の差も広がっているので、地方から都内に上京するなど、遠距離の引越しで単身パックを活用すると、よりおトクに引越すことが出来るのでオススメです。

    単身引越しパックの価格一覧



    単身引越しパックを提供している主な業者について、料金とその特徴をまとめました。

    引越し業者 名称 料金 コンテナの大きさ[横幅×奥行×高さ(cm)]
    日本通運 単身パック 19,800円〜 108×74×155
    ヤマトホームコンビニエンス 単身者向け引越サービスわたしの引越 15,400円〜 104×104×170
    サカイ引越センター 小口便引越サービス 要問い合わせ 105×75×144
    西濃運輸 カンガルー単身MAX+1 41,800円 115×128×170

    日通の「単身パックS・L」は、コンテナ1つあたりの料金が比較的安くなっております。
    大きな家具・家電を載せるのは難しいですが、荷物量が少ないという方にはおすすめのプランです。

    西濃運輸の単身パック「カンガルー単身MAX+1」は、価格が他に比べて高いものの、業界最大のコンテナボックスに加えて、自転車1台をボックス料金に含めて運ぶことが出来るので、引っ越し荷物が多い場合や自転車がある場合にはおすすめです。

    サカイ引越センターの「小口便引越サービス」は、関西から関東(大阪・京都から東京)など、長距離の引っ越しのみのサービスとなっており、価格は見積もりが必要となります。
    就職や進学などで遠方に引っ越しする方におすすめのサービスです。


    単身引越しパックと通常の単身プランの特徴



    ここでは実際に引っ越し業者を選ぶときに抑えておきたい、単身引っ越しパックと通常の単身プランそれぞれの特徴について解説します。

    単身引越しパックは積載できない荷物もある

    通常の単身プランでは、あらかじめ荷物の種類を把握して見積もりを算出し、かつトラック1台を貸し切りで使用することが多いので、基本的に大きい荷物も運搬してもらえる場合が多いです。
    しかし単身引っ越しパックでは、大きさの決められたコンテナに荷物を積み込むので、サイズによって積載できない荷物も存在します。

    例えば、折りたたむのが難しいベッドやマットレス、ソファなどは縦に長いため、コンテナボックスからはみ出してしまい積載できないことがほとんどです。
    同じ理由で、ピアノなどの大型楽器や3ドア以上の冷蔵庫、折りたたみではない自転車なども積載は難しいでしょう。

    テレビや洗濯機などは積載可能な場合が多いですが、他にダンボールなどの荷物が多い場合は、1つのコンテナボックスに全ての荷物を積み込むことが出来ない可能性も考えられるので注意しましょう。

    荷物量について

    通常の単身プランに比べて、単身引っ越しパックは積み込むことのできる荷物の容量が少なくなっております。
    ダンボールや家財など、荷物が多くなってしまうと、1つのコンテナボックスに荷物が入らないため、もう1つ余分にボックスを借りることになって料金が倍になる、という可能性も考えられます。
    あらかじめボックスの大きさを確認して自宅でシミュレーションしたり、公式の荷物量の目安を確認しておくと安心です。

    ダンボールの提供有無

    通常の単身プランでは引っ越し依頼が成約した時点で、ダンボールなどの梱包資材を無料で貰える場合もありますが、単身引っ越しパックでは基本的に有料で購入するか、もしくは自分で調達して準備する必要があります。
    その為、単身パックでの引っ越しを考えている方は、あらかじめ梱包資材の購入費用も含めて費用を計算しておきましょう。

    できるだけ費用をかけたくないという方は、スーパーや家電量販店、ホームセンターで無料でもらえる場合もあるので、近くの店舗を尋ねてみるのも1つの手です。

    積み下ろしの日程について

    通常の単身プランの場合、午前もしくは午後から旧居で荷物の積み込みが始まって、当日中に新居への搬入まで完了する場合がほとんどです。
    しかし単身引っ越しパックの場合は、当日に引っ越し作業が全て完了しない可能性が高いです。

    一般的に単身引っ越しパックでは、複数人の引っ越し荷物を集荷してから配達します。
    その為、荷物の積み込みと搬入のタイミングが、1日以上離れてしまうことが多いので注意しましょう。

    また集荷や配達が夜間や土日祝日に重なった場合、割増料金がかかるので、少しでも費用を抑えたい方はその時間帯を避けて依頼を行いましょう。

    その他一人暮らしの引越し料金を安くする8つの方法



    ここからは、単身引越しパックを選択する以外の方法で、一人暮らしの引越しを安くする方法を8点ご紹介致します。

    複数の引越し業者を比較する

    引越し業者を選択するときは、複数社に見積もり依頼をするようにしましょう。

    同じ引越し条件でも、引越し業者によって料金は変動します。
    その為、1番安い業者を見つけるには、複数の引越し業者に見積もりを取ることをおすすめします。

    「DOOR引越し見積もり」では、無料1分で複数社に一括見積もり依頼が可能です。
    サカイやアートなど、大手の引越し業者をはじめとした全国130社の中から、あなたの引越しで一番安い業者を探せます。

    利用者の中には、料金が60%OFFになったという事例も。
    引越し費用の節約を考えている方は是非ご利用ください。


    引越し業者に値段交渉する

    通常の引越しプランでは、引越し料金が条件によって変動するため、ほとんどの場合で定価が決まっておりません。
    そのため、少しでも安くしたいという方は、値引き交渉してみると良いでしょう。

    複数社に見積もりを依頼しておくと、他社の引越し費用も把握できるので、値段交渉をスムーズに行えると言うメリットがあります。
    1番安い業者の見積もり料金を控えた上で、その他の業者(契約したい業者)にもう一度電話などで交渉してみる、というのも1つのテクニックです。

    大型家具・家電などは引越した後に購入する

    初めての引越しで家具の購入を検討している場合、引越しが完了した後に購入することをおすすめします。
    引越し業者に運んでもらう荷物が増えると、見積もり料金が加算されることがあり、特に家具家電などの大きな荷物の場合は、その可能性が高くなります。

    もし引越し前に家具家電を購入する場合は、購入したお店にお願いして、引越し後の日程で新居に配送してもらうようにしましょう。
    引越し後すぐに使用したい場合は、時間指定で当日の引越し作業が完了した後のタイミングを希望して、配達してもらうと良いでしょう。

    宅急便・宅配便を利用する

    荷物量が非常に少ない場合、もしくはダンボール数箱~10箱程度に収まるほどの量しか無いという場合は、宅急便や宅配便を使って新居に荷物を配達してもらう方が安く済む場合があります。
    例えば、三辺の合計が140cm以内の大きさ(60cm×40cm×35cmなど)の段ボール8箱分の配達を依頼する場合、料金はおよそ1.4万~2.0万円ほどです。
    「引越し業者に依頼することを考えているが、それほど荷物は多くない」という方は、宅急便や宅配便での引越しを検討してみる事もオススメします。

    赤帽引越しを利用する

    赤帽は、専用の軽トラックを貸し切って引越しできる単身向けのサービスです。
    単身引越しパックでは運べない大型の荷物を運ぶことが出来る場合があり、値段もリーズナブルなので、候補の中に含めておくのがオススメです。

    DOOR引越し見積もりでは、見積もりサイトで中々取り扱いのない赤帽引越しを含めた、全国130社から無料の一括見積もり依頼が可能となっておりますので、ぜひご利用ください!


    自力での引越しを考える

    県内などの近場への引越しの場合、レンタカーを借りて自力で引越すというのも料金を安くする一つの方法です。
    荷物の梱包を終わらせた状態で手早く搬入・搬出を行うことが出来れば、車のレンタル代金も抑えられて、場合によっては格安での引越しが期待できます。

    引越し時期をずらす

    引越しの繁忙期と言われる2月~4月の間は、就職や進学などに伴う引越し依頼が集中しやすいため、料金も割高になる傾向にあります。
    そのため、急いで引越しする必要のない場合は、時期をずらして通常期である5月~1月の間に引越しするというのも1つの手です。

    平日の午後で見積もりを依頼する

    引越し日時に関して特に指定の無い場合は、「平日の午後」で見積もりを取ると、値段が安くなる可能性が高くなります。
    土日祝日は働いている人が予定を立てやすく、依頼が集中します。
    午前の引越しに関しても、午後に荷物の開封作業が出来るという面から人気となっています。
    そのため引越し代金を安くしたい方は、平日の午後で見積もりを取るのがオススメです。

    インターネットの引越しサイトで見積もり依頼をするとき、引越し希望日時の入力欄に「いつでも良い」という選択肢があれば、それを選択しておくと良いでしょう。

    また、土日祝日でも「フリー便(時間お任せ)」にすると時間指定に比べて安くなる場合があります。
    その代わりに、夜の遅い時間での引越しになる可能性もあるので注意しましょう。

    まとめ



    今回は単身の引越しについてご紹介致しました。
    単身引越しパックは通常プランに比べて相場料金は安いものの、荷物量や荷物の大きさに制限があるため、複数社を比較した上で自分の引越し条件に合った引越し業者を選ぶことをおすすめします。

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    無料1分で見積もり依頼は完了致しますので、ぜひ利用をご検討ください。

    この記事が少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです!

    執筆者

    執筆者

    DOOR賃貸編集部  

    DOOR賃貸運営事務局

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